みなさんは、自動車の運転は大好きですか?
そして、もしもの時にも安心な自動車任意保険に入っていますか?
しかし、自動車の任意保険には、わからない特約なども多いですよね。
今回はひとつ、お勉強をしてみましょう!
息子の転勤から学んだ自動車任意保険の特約
息子の転勤が決まり、引っ越しで遠距離移動することになりました。何時間も運転しないといけないのです。息子と私達の車2台で移動です。また遠くなってしまいますね。
息子の自動車任意保険は、年令制限と本人限定特約にしているので、本人しか運転ができず、交代して運転することもできないと思っていました。
もしもの時に、保険がかかっていない状態だと思っていたからなのです。このように、『本人限定』や『家族限定』などにしている場合、運転を代わってほしくても言えない。または、運転を代わってあげたいけれど、代われないと思っている。
そのように思った経験がありませんか?
他人の車を運転する時の補償を知っていますか?
自動車任意保険には、『他車運転特約』というのがあるのです。
自分が契約している車以外の、他人の車を臨時的に運転中に事故が起きてしまった場合にも対人賠償保険・対物賠償保険・人身傷害保険、および車両保険のうち契約にセットされている補償をしてくれる特約なのです。
ここでいう他人の車とは、自動車任意保険の記名被保険者の同居親族以外の車です。
例えばこのようなケース
友達の車でドライブに行きました。友達は、長時間の運転に疲れてしまったようなので、友達からの承諾を経て私が運転をしました。しばらくすると、運転中に衝突事故が起きてしまったのです。運転をしていた私がとても責任を感じ、私の入っている自動車任意保険の他車運転特約を使います。
簡単にいうと、このような感じになると思います。
運転を代わり、その事故内容と保険内容にも異なりますが、もし友達の自動車任意保険を使う場合は、友達の自動車任意保険の等級が下がってしまうのです。とても責任を感じてしまいますよね。
私は、この『他車運転特約』の存在を知らなかったのです。
他人の車に息子が運転し、運転中に事故にあった場合は、息子がこの『他車運転特約』に入っている場合は 、息子の自動車任意保険で補償できる、ということになるのです。
ここでいう他人の車とは、記名被保険者の同居親族以外のことです。
他車運転特約の補償対象者
その特約が使える補償対象者は、記名被保険者と配偶者、同居の親族・別居の未婚の子です。これらが他人の車を運転中に、事故が起きてしまった場合は補償されるのです。
ただし、運転者本人・配偶者限定特約や運転者年令条件特約などをセットしてる場合は、それらに該当しない人は補償されません。
そして、別居している既婚の子は、補償対象ではありません。
別居の未婚の子や知人の場合、運転者年令特約のみをセットしている場合は、年令条件未満であっても保障されるのですよ。
いろいろ難しい話になってきました...。
わからないことは、自分の加入している自動車任意保険会社に確認してみましょう。
他車運転特約の補償条件
他車運転特約が使えるには、補償条件があります。対象車種は、『自家用8種』です。一般な自家用軽四輪・普通乗用車は含まれています。
対象外は、記名被保険者・配偶者と同居の親族が所有または常時使用する車。
記名被保険者・配偶者の別居の未婚の子が所有または常時使用する車を自ら運転中の車。
運転中だけの事故のみで、駐車中や停車中は補償されません。
車の所有者から、承諾を得ていない運転は保障されません。
そして別居している親の所有する車を、別居している未婚の子が運転する場合、そして別居している未婚の子が所有する車を、別居している親が運転する場合は、他人の車と同等の扱いになるので保障されるのです。
加入している自動車任意保険の特約を確認してみましょう!
このようは特約があることは、知っていましたか?
自動車任意保険の契約をしても、サラッと見るだけなのではないでしょうか?
この『他車運転特約』は自動セットされることが多いようです。今一度、自分の加入している自動車任意保険の補償内容を確認してみましょう。
最後に
今回の息子の転勤がきっかけで、学んだ特約です。私達の任意自動車には『他車運転特約』がセットされていました。息子は別居の未婚の子なので、引っ越しで遠距離移動するときは、交代で乗れるということなのです。
しかし、補償される内容も限られてしまうので、臨時的な交代のみに心がけましょう。
契約している任意自動車保険会社によっても、異なる部分もあるかもしれません。
私は不安なので、自分の加入している任意保険会社には二度、問い合わせをしました。
加入している特約にもよりますので、補償内容をご確認してくださいね。
みなさん、今日も安全運転で!!